鏡を見るとそこにうつる自分の姿がちっとも楽しそうじゃなくて


何て言って帰るかな…なんて考えていると化粧室のドアがあいた。



手を洗っていると入ってきた女の人たちがドンッと立て続けにぶつかってきた。


なんでこんな広いのにぶつかるのよ…。




そう思いながら蛇口を止めて出ようとすると


グッと腕をつかみ化粧室の奥の壁に私を押しつけた。




「うざい女」



今にも叩かれそうな雰囲気を嫌でも感じた。


こういうことってテレビとか漫画とかそういう世界の出来事だと思ってた。




だけど、本当にあるんだ。



呑気だったかもしれない…