滑るように車は走り
高級ホテルの前で止まった。
「飯食うぞ」
「ここで?すごい。ねぇ、ここ誰と来たの?」
「何だよ」
「どんな女の人?」
「女となんかこねーよ」
「男と来てる方が気持ち悪いでしょ」
笑いながら展望レストラン
「ワインでいいか?」
「デートだしね。初デート」
何だか可笑しくて楽しくて笑い出せば
隼は、チッと舌うちしたあとワインを頼み
出会った頃を思い出しながら美味しい料理を堪能した。
2人だけで向かいあって食事をするのも照れくさい。
「ねぇ」
「ん?」
「初デートの前にさ一緒に住むってのも変だし結婚決めるって変よね」
「フッ…確かにな。おまけに「それ言わなくていい」
隼が何を言おうとしたかわかったから阻止した。
「結衣、幸せか?」
「うん。幸せだよ」
「もっともっと幸せにしてやるからな」
「男に二言はないな?腹くくれよ~」
隼は嬉しそうに笑ってた。
