【完】甘い香りに誘われて*極道若頭×大人の♀



「そろそろ結衣返してくれねぇか?」


隼が笑いながら私の腕を引き


「ケチ」なんて由香里さんも笑う。



片付けをしている私のまわりで、いつまでも3人で花を見てるから


「花屋冥利につきます」って笑った。




「戻るの?」


由香里さんが聞いてきた。


「どっかで飯食ってから大和のとこ連れていく」


「あらぁ…家じゃみんな淋しがるわね」


「デートぐらいさせろ。初デートだ」


隼がデートなんて言葉を口にするから可笑しくて可笑しくて


「デートですって」由香里さんに言うと


「デートって確かに聞こえたわ」2人でクスクス笑った。


「うるせぇ。結衣行くぞ」


「はい」


「次回のご連絡お待ちしております」


「もちろん結衣ちゃん指名で」笑って答えてくれた。


店の前まで、由香里さんも黒埼さんも出てきてくれたから


みんなが心配してくれているのがわかる。


車だってまた横づけだ。



「では、行ってきます」


出来るだけ元気な声で車に乗り


AILESを後にした。