隼の会話の電池の寿命はずいぶんと長くなった。
前ならとっくに電池切れ。
「ねぇ」
「ん?」
「隼、良く話すようになったね」
「結衣と話したいからだろうな。毎日何を言い出すのか面白くて仕方なかった」
「そんなに変なこと言ってた?」
「あぁそうじゃない。外にも行けない中で文句も言わずに楽しそうに毎日過ごしてくれる事に俺だけじゃなく親父もお袋も、安心したし嬉しかったんだよ」
「だって広いし組員さんもたくさんいるじゃない。みんな凄いよ。私は探せないのにみんなが私を探しだす」
「あはははは」
「良く全員の名前覚えたな」
「良く迷ったから?。あはは。司の地図見ても自分が今どこだかわからないんだもの」
「プッ…」
「あとは、時間もてあました時は、和室から外に出てたんだけど、退屈ですか?って話相手になってくれたり、遊んでくれるのよ。遊ぶって子どもみたいだけどさ」
自分で言って可笑しくなるが、本当にいつも誰かが声をかけてくれて、
部屋にいるよりずっと楽しかった。
