【完】甘い香りに誘われて*極道若頭×大人の♀



私の隣の席に隼さんが座り


「ほんと2人は仲いいんだな」ぼそりと呟いた。

「もっと楽しそうに言ってくれればいいのに。」


クスッと笑うと


「結衣ちゃん、隼にそれは無理だ」大和さんが吹き出した。


ジーマを飲み始めた隼さんと4人というか3人で話していると


「おぉ~揃ってるね~」

そのままビールを口にしている私を見て


「ほんと結衣の反応はバリトンのみなんだね。司が来たよ」


「隼のバリトンだけかな?他のバリトンでもそうかな」


「わからない。自分でもわからないよ」


「司の声はわかる?」


「声は良くわからないけど賑やかだからそうかなって思う」


「何で司は無視なの?」そう言って笑う。



だから思い切って司さんの方へ振り返り


「こんばんは」とあいさつをしたら大和さんと春香さんが大笑いするからまた顔が赤くなった。


そんな私の顔を見た司さんが


「結衣ちゃん、俺みて赤くなっちゃったの?嬉しいなぁ」なんて勘違いをし


「全然違うから」その言葉は、春香さんにあっけなく否定された。


「司が来るとうるせーからVIP行け」大和さんに言われ


私たちはグラスとバッグを手に持つとVIPROOMへと向かった。