【完】甘い香りに誘われて*極道若頭×大人の♀



「組員さんたちは知ってたんですか?」


「仕来たりを知ってるやつはいるけど突然決まったんだから何事かと最初は思ったでしょうね。でも結衣ちゃんが姐さんになるかも知れないって察知したのね。主犯は植木か三浦ってとこ?いやぁ…どっちもかな」


「まったく、グルもいいところよね」


由香里さんと佐和子さんは恨めしそうな顔で私を見た。



「怒らないで下さい。私が怒られるのは仕方ないんですけどみんな必ず守りますから信じてくださいって言ってくれて心強かったんです。だから行って!って言われると はい!って走りだせました」


「最後は植木か。しかし良くあそこまで辿りついた」


響さんが、笑いながら聞いてきて


「2度と行けないと思います」


みんな大笑いしていたけど


「最後にまた階段をあがれって言われて転びそうになりながら上がると植木さんが呼んでくれて、もうひと頑張りです。さぁ結衣さんは組員を信じられますか?って聞いてきたんです。だから信じてるって答えたら、それなら怖いと思うけどベランダから飛んでくださいって言われて…。椅子があったからベランダを越えられました。なかったら上れないから無理。あははは」