【完】甘い香りに誘われて*極道若頭×大人の♀



いつものカウンター席に座り


やっぱり最初はビール。

「買い物楽しかったか?」


大和さんの言葉に春香さんと2人で大きく頷いて


ここで広げるわけにはいかない買ったものについて2人であれこれ話して盛り上がった。

「あのワンピ可愛いよね。結衣、すごい似合ってた」

「ラストだったよね。春香さんのワンピもステキだよね。色違いのやつと買ったワンピとどっちにするか最後まで悩んだもん」

「私には短めだけど結衣が着てロング丈も可愛いよね」

「それって何気にひどくない?」

「あはは。でもどっちでも可愛いデザインだよね」

「夏って何か白買っちゃうんだよなぁ」

「私は一年中黒ばっかりかも」なんていうから大笑いだ。



2人で話していても時々春香さんは声をかけられて


挨拶をしたりしていたけれどやっぱりつられて振り返ることもなく


「ねぇ」なんて声がかけられても振り返ることもなかった。


哲弥さんやボーイさんに

「結衣ちゃん」と名前で呼ばれたときは当然振り返るけどそれ以外は無関係と思っているからなのかもしれない。