「どこに行くの?」
「みんなに礼を言いにいく」
そう言うとまたスタスタと歩き
「結衣は逃げかったぞ」
「みんなのお陰だ」
「結衣を助けてくれてありがとうよ」
「恩にきるぞ」
言葉をかけながら歩いた。
襖の向こうからも
「おめでとうございます」
「良かったっす」
「おめでとうごぜーやす」
そんな言葉が聞こえてきた。
「私が勝ったから?何かのイベントだったの?」
「そんなようなものだ」って笑いながら
「結衣もお礼言え」って言うから
「ありがとうございました」
「わたし、勝ちましたよー」
「みなさんのお陰で勝ちましたー」
「信じてよかったです。ありがとうございました」
隼と一緒にお礼を言った。
「結衣さん頑張りましたね」
「感無量っす」
なんだか涙ぐんでる声までして
「すごい真剣勝負なんだね」
「あぁ」
隼は笑いながらどんどん歩いた。
