【完】甘い香りに誘われて*極道若頭×大人の♀



「どこに行くの?」


「みんなに礼を言いにいく」


そう言うとまたスタスタと歩き


「結衣は逃げかったぞ」


「みんなのお陰だ」


「結衣を助けてくれてありがとうよ」


「恩にきるぞ」


言葉をかけながら歩いた。


襖の向こうからも


「おめでとうございます」


「良かったっす」


「おめでとうごぜーやす」


そんな言葉が聞こえてきた。



「私が勝ったから?何かのイベントだったの?」


「そんなようなものだ」って笑いながら


「結衣もお礼言え」って言うから


「ありがとうございました」


「わたし、勝ちましたよー」


「みなさんのお陰で勝ちましたー」


「信じてよかったです。ありがとうございました」


隼と一緒にお礼を言った。


「結衣さん頑張りましたね」


「感無量っす」


なんだか涙ぐんでる声までして


「すごい真剣勝負なんだね」


「あぁ」


隼は笑いながらどんどん歩いた。