「しかしボスたちまで使うなんて。結衣すげーな」
司が私の頭をぐちゃぐちゃになるぐらい撫でた。
「ねぇ 結衣ちゃん。あなた組員たちに助けられた?その毛布誰のよ」
「はい。信じてくれるなら右とか左とかわかりやすく教えてくれたので、そのままつきすすみました。毛布かけられて余計暑い。あははは。誰のだろ」
「あいつら、結衣さんは自分たちが守るって示したのね」
「私なんか1人で30分逃げ回ったのよ」
「私だってそうよ。息絶え絶えよ」
「なぁ、結衣ちゃんどこから来た?兄貴と俺はここの近くにいたけど、結衣ちゃん通らなかったぞ。」
「あぁ あそこ」
3階のベランダを指さし
「あそこから飛んだ」と説明した。
「は?」
「結衣、なんであそこから飛び降りた」
隼が怖い顔で聞いてきて
「植木さんにね、みんなを信じるかって言われて、信じてるって答えたらそれならそこから飛べって言われて飛んだ」
「結衣…それわかってたら俺でも止めたぞ危なすぎる」
「でも、全然怖くなかったよ。角田さんと宮沢さんと澤田さんそれに三浦さんがお布団で受け止めてくれてすぐに三浦さんがボスたち連れてきてくれたの」
そういうと隼はそっと私を抱きしめて
「結衣…わかるか?俺は何か腹も立つけど、みんなは、喜んでるぞ」
「勝ったから?」
「あぁそうだ。それにお前が信じてくれたからだ。角田も宮沢も澤田もそれに三浦も命かけてた」
「なんで?」
「お前が怪我したら俺だけじゃなく親父もお袋も黙っちゃいないからだ。命かけて守ろうとしている自分たちを信じて結衣が飛んでくれたんだ。嬉しいだろうよ」
「い…生きてるから大丈夫。どこも怪我してない。だから怒らないで」
「あぁ」
「何も考えなかったよ。植木さんが信じて飛んでっていうから飛んだの」
「植木も…命はったな」
響さんはそういうと瞼を閉じた。
