【完】甘い香りに誘われて*極道若頭×大人の♀



「結衣さん」

今度は遠藤さんがいた。


「結衣さん、もうひと頑張りです。いいですか。最後まで信じてくだせぇよ」


「はぁはぁはぁ…は…はい。信じます。仲間だもの」


「ありがとうごぜえやす。じゃあすぐ右に出て階段をあがってくだせぇ」


「また階段ですか?」


もう階段を上がったり下がったりまた上がったり


今はもうどこなのかもさっぱりわからないけれど


どこからか足音が聞こえてきた… 


「結衣さん、今だ。急いで」


「はい」


私は足がもつれそうになりながら階段をかけあがった。


はぁはぁはぁ。

次はどっち。


迷っていると


「結衣さんここです」


ドアが開いて植木さんが手招きした。