「姐さん、みなさんお帰りで」 「あらもう?」 見ると外はもうすっかり日が暮れていた。 楽しい時間はあっという間だ。 由香里さんと佐和子さんは牡丹の間へ向かい 私は玄関でみなさんのお帰りを待つことにした。 広い敷地にも今日はたくさんの車が停められていて これだけの名前を一度に覚えるのは困難だと思われた。 ガヤガヤと話声が聞こえ 岸本さんが順番に靴を揃え靴べらを手渡している。 良く間違えないもんだと感心した。