【完】甘い香りに誘われて*極道若頭×大人の♀



隼が簡単に説明すると


「あぁ…そういえばそんな話を小耳にはさみやしたがそれが結衣さんだったんですね。許せねーな」


何人もの人が頷き


「もうお怪我は大丈夫なんですか?怖い思いをされましたね」


絶対あなたの方が怖いなんて思える人が心配そうな顔で聞いてくるから


「もうどこも何ともないです。すっかり忘れてました」


私が笑って答えると


「関係したやつらの始末は済んだんで?」


私の身体は思わずビクッとしてしまい、隼は、そっと私の手を握ってくれた。


「結衣が知りたくない話しだ」


隼が制止すると


「失礼しやした」すぐに謝罪の声が聞こえた。



だから慌てて


「ご心配おかけしてすみません。何も知りたくないと言えばうそになるんですが、それでもそんな事があったから私は今ここで楽しく生活をさせていただいていて…。複雑なんですけどその出来事だけ忘れられたらいいかななんて思ってしまいます」


「そんな事がなくても結衣ちゃんはきっと家に住んだわよ」


由香里さんが楽しそうにいい


「だな」と隼も頷き


「家だったかもしれないぞ」と貴裕さんが言えば


「そうね。そうなのよ」なんて佐和子さん。



私はもう苦笑いだった。