「家に来ていたお花屋さんが結衣ちゃんでね、まぁ偶然にも由香里と隼はまったく別々に知り合ったらしいがどっちも結衣ちゃんの事が相当のお気に入りで」
「兄貴、家にとっても可愛い結衣ちゃんですから」
貴裕さんが負けじと言うから驚いた。
「そうよ。家にも来てくれているお花やさん。そうよね結衣ちゃん」
佐和子さんが矢継ぎ早に言い
「はい」と答えると
「隼より、俺との方がよく会ってたし話すよな」司は完全にふざけていて
それでも司の言ってる事に嘘はなく、ただうんと頷いた。
せっかく機嫌がなおったっぽかった隼からまた舌打ちが聞こえ
怖々顔を見ると
「それでも結衣は俺のだ」
「何言ってんの?私のよ」
小声で由香里さんと隼が言いあいになった。
響さんまで「藤堂のもんだ。結衣ちゃんが来てから本当に毎日が楽しい。龍崎にはわからねぇことだろうな」
なんて大笑いをするからますます身のやり場に困った。
