今日の御夕飯は何にするのかこっそり聞いた。
献立は誰が決めるのかとか、何が一番人気があるかとか
そんな話をしていると澤田さんが戻ってきて
「結衣さん、組長も若もお呼びで」
「え?だって出ちゃいけないと言われています」
「まぁ…呼んでいるんですけど何だか組長も若も姐さんの顔も不機嫌なんっすよ」
「え?」
私が何かしてしまったのだろうか。
まさかお茶がまずかったのだろうか。
渡辺さんも心配顔で
「お茶ですかね…お口に合わなかったんでしょうか」
「そんなことはねぇはずだ。うめぇぞこのお茶」
渡辺さんはまたお茶を飲み頷いた。
私は、不安を感じながら澤田さんについて廊下を歩いて行った。
右へ曲がったり左へ曲がったりしながら牡丹の間というところへついた。
