【完】甘い香りに誘われて*極道若頭×大人の♀



だけどすぐにその後で


「勘違いじゃなきゃ伝わってる」


私の頭をポンポンと優しく叩き


隼の顔を見上げた私に


「早く、腹くくれ。待ってんだぞ」




そんなセリフが不釣り合いなほど極上に甘いバリトン。




スキなだけではダメらしい。


腹をくくる本当の意味がまだよくわからない。


だからスキって気持ちだけ伝えたくて背伸びすると、


ん?って屈んでくれた隼の唇に私からキスをした。


でもその後で自分のしたことが恥ずかしくなって真っ赤になったのがわかったけれど、


「やべっうれし」隼の顔もなんだか赤くて


お互いがそれを隠すように何度も何度も触れるようなキスをした。



「結衣…止まらなくなるから行くわ」


離れていくのが淋しかったけれど


「うん」


返事をして子どものように隼に手を引かれ由香里さんの部屋へと連れて行ってもらった。