そんな事を思っていたら
「結衣?」私の顔を覗きこんできたから
真っ赤になった。
それを見て楽しそうに笑ってたけど
独占欲なのか焦りなのか不安な気持ちも大きくなってきて、
何でだかわからないけど隼に抱きついた。
私からそんなことをしたことがなかったから
隼の身体が一瞬ビクッとしたけど
ギュッと隼も抱きしめてくれた。
「結衣どうした?」
私の大好きな甘く優しいバリトン。
「ねぇ伝わってる?」
そんな事を口に出来たのは、甘いバリトンに酔ったからだ。
「何がだ?」
伝わっていないらしい…。
酔いから醒めそうになった。
