恋愛というものが久々過ぎて窮地に差し伸べられた救いの手のように感じて
その優しい行為にそう感じているのかとも思った。
でも、日を追うごとに隼の優しさを知り、
春香さんの言っていた『知らない間にその人のことで頭がいっぱいになる』というのはわかってきた。
一緒に生活していても、隼の話すことや隼の笑顔が嬉しくて
帰ってくるのが待ち遠しい。
毎日一緒にいるからなのかな…
そう思ったこともある。
でも、朝目覚めたときに隼が隣にいない生活はとてつもなく淋しくて
隼にとって安眠の為の枕だとしても私はそばにいたい。
そんな風に感じてしまうから、これが恋なんだと思う。
一緒に生活する事で、同じ期間であってもその数倍の速度でお互いを知っていったと思う。
別々に生活をしている中で、会ったり話したりするのとはまったく違う時間の流れだ。
自然と隼という人がどういう人であるのかそれが私の中に浸透し、また家族である響さんや由香里さん、そして極道であるこの家での生活もごくごく自然に私の中へ浸透していった。
隼の心の中にいるのは私だけであって欲しい。
そんな独占欲すら出てきたように感じている。
だけど、スキとも言われないし言わない。
なんでだろう…。
勘違いじゃなきゃ、隼の思いも感じるのに。
だけどBRILLIAでの女の人たちの態度を思い出すと私の中で黒い雲がかかっているのも確かで、思いってどんな風に伝えてどれが確かなものなんだろう。
そもそも私の思いは伝わっているんだろうか?
伝わった方がいい?それは、やっぱり恥ずかしいか…
