【完】甘い香りに誘われて*極道若頭×大人の♀



隼の部屋をノックすると


「おいで」と言われドアをあけた。


シャワーを浴びたみたいでまだ髪が濡れていたから


「待ってて」私はお風呂場の棚からドライヤーを持ってきた。



「今日は私が乾かしてあげる」


隼が嬉しそうな顔をしていたから吹き出した。



ドライヤーのスイッチを入れて


隼の髪に少しずつ指をいれて風をあてた。


「隼の髪もやわらかいね。真っ黒でいいなぁ」


短いからあっという間に乾いてしまう。


もっともっと隼の髪に触れていたかったから残念だ。



「結衣、ありがと」


「うん」


私はソファーに座る隼の横に座った。



「ねぇ。今日一緒にいたらダメ?」


「あぁ?」


植木さん…機嫌の悪いあぁ?だよ…。


「ダメならいいけど、いったい何があるの?」



隼は何も答えない。


タバコを手にとると立ち上がりベランダへと出ようとしていたから


「ねぇ、部屋で吸っていいってば。私が部屋に戻るよ」


声をかけると隼の足は止まり


テーブルへタバコを置くとまたソファーへと座った。