【完】甘い香りに誘われて*極道若頭×大人の♀



玄関では、植木さんにも刺青があるかと思いきって聞いた。


一瞬驚いた顔をしたけど隼よりもっと若い時にいれたと教えてくれた。


覚悟でいれたものなのに見るとドキッとしてしまって申し訳ないと話すと


「そんなのはみんな慣れっこでそれが楽しみなんだから平気だ」と笑ってた。


その後で「でも結衣さんにされたら落ち込むかもな」なんていうから


「慣れます。頑張って慣れます」


「派手な柄のシャツだと思えばいい」と笑ってた。


「隼もいれたいんでしょうか」


「どうですかね。でも誰よりも結衣さんを怖がらせたくない。イヤがる事はしたくなって思っているのが若ですよ」


「私がイヤがるのとは別で隼が入れたいかどうかなんですよね」


「嫌がられるぐらいなら入れたくないもんだと思いますけどね」


「植木さんでもそうでした?」


「時代が違いますよ」


「時代ですか…」黙ってしまった私に


「そういう話しになったら、若に覚悟とはそんなものかと言われたらどうですか?」


優しく笑いかけてきたので


「それは言いました。覚悟は自分がするもので人に見せるものでも評価してもらうものでもないと思う。そんな評価なら私はいらないって」苦笑いをすると


植木さんは大きな声で笑った。