【完】甘い香りに誘われて*極道若頭×大人の♀



「隼~」


私はすぐに駆けだした。


車が止まると隼が降りて来るなり笑いながら


「結衣来れたな」


「あたりまえ」

威張った顔をしてみせた。


「運転手さんお疲れ様でした。ありがとうございました」


お礼を言うとやっぱり隼は笑う。

歩きながら


「ねぇ…運転手さんにお礼言うのも変?司も笑ったんだよね」


「結衣は何でお礼言った?」


「隼を無事に送り届けてくれたからでしょ」


「それなら何も変じゃないだろ」


だったら笑わなきゃいいのにと思う。



玄関のところで植木さんが頭を下げながら


「若、お帰りなさい。今日は結衣さんにステキなプレゼントをいただいて、心から感謝しております。ありがとうごぜえやした」


「お花をプレゼントしたの」


「そうか。結衣の気持ちだ。喜んでくれたらこいつは喜ぶから」


私は横でうんうんと頷いた。