【完】甘い香りに誘われて*極道若頭×大人の♀



次はガラスのコロンとした花瓶にまん丸になるように白いバラやカーネーション、カラーなどの花を挿した。


司の部屋のイメージはわからない。


でも、疲れてきたときに少しでも癒しになってくれたらいいな。


そんな気持ちで作った。


薄い黄色の薄紙の上にセロファンでその花瓶を包みライムグリーンのリボンを巻いた。



「これは、司に。本当にいつもありがとう。お部屋に飾ってね」


手渡すと「俺にもくれるの?うはっ嬉しいな。大事にするね」



その後はクスクス笑いながらカーネーションで犬の形に仕上げていった。


頭にリボンをつけて「これは隼の。ボスたちの代わりの番犬」


私が言うとみんな大笑いしてた。


キューブ形のオアシスにいろいろな花を挿して形作っていると


「結衣ちゃんは器用だね」貴裕さんが感心したように言うので


「だって花屋ですもの」って笑った。



キューブ型のアレンジメントには薄グリーンの薄紙とセロファンを巻いて黄色のリボンをつけた。


「それは?」


「今日お世話になった、三浦さんと植木さん。それから門のところの遠藤さんと角田さん」


私が答えると


「植木にどこで会った?」由香里さんに聞かれ


「玄関のとこにいらっしゃいますよ」


「植木なのね」


由香里さんは楽しそうに笑った。


和室に笑い声が響き


「いいなぁ結衣ちゃんと暮らせて」なんて佐和子さんが言うから


「住み込みの花屋さんがいるから?」って聞いたら



もっと笑われた。