【完】甘い香りに誘われて*極道若頭×大人の♀



司がもってきてくれた花を広げると


黄色のガーベラをハート型になるように挿していった。


中央はオレンジのガーベラを使った。


中央に細い茶色と黄色のリボンを結んでから挿し 


「これは、由香里さんへ いろいろありがとうございました。これからもよろしくお願いします」そう言って手渡した。


「ねぇ可愛いわね。こういうのって楽しいものね」


喜んでいる声を聞きながら今度はデコレーションケーキをイメージした。


回りのスポンジの部分を淡いカーネーションを挿し生クリームにみたてる部分は白いバラ。


中央には濃いピンクのバラで飾りを作りイチゴの代わりに店長にお願いしてあったラズベリーの飾りを挿した。


あ…。頼み忘れたものがあった。



少し考えてから段ボールをカッターで切り丁寧に表面を丁寧に剥がした。


カッターを手に持ったときに


「気をつけて。」なんていくつもの声がして思わず吹き出した。


綺麗に表面を剥がした段ボールは、デコボコの部分が外側にくるようにグルリと巻いて赤と金のリボンで留めた。


「はい。これは佐和子さんに。もうすぐお誕生日ですよね。前祝いです。これからもよろしくお願いします。そしてたくさんご心配かけてすみませんでした」


手渡すと「ねぇ…すごい。可愛いね」


「うん。ケーキも可愛い。これさバースデーのイベントの時とかいいね」



乗り出して見ている姿に笑顔になってしまう。