【完】甘い香りに誘われて*極道若頭×大人の♀



話しこんでいたら司の車が入ってきた。


「遠藤さん、角田さんすみません。ありがとうございました」


頭を下げると向こうからも頭をさげられてしまった。



司の車が止まったのでそばまで走っていき


運転手さんに「ありがとうございました」ってお礼を言ったら


司がクスクス笑うから


「なんでよ」って言ったら


「笑ってない」って言ってるし。



頼んだ花を司が持ったので


「あ…そのままでいて」


スマホを取り出し写真を撮った。



「見て、すごいステキ」


撮った写真を見せると司は照れくさそうにしながら


「結衣持て」って言ったけど


「司の方が似合うから」って断った。



段ボールを持とうとすると運転手さんが「私が持ちます」と慌てて来た。


「軽いから大丈夫なんです。お気持ちだけ有難く頂きます」


丁重にお断りしたのに


「それでも」ってひかない。


困って司を見たら


「結衣の好きにさせてやって。俺、花持たされてるし」


本当に恥ずかしそうにするから吹き出した。


運転手さんに重い時はお願いしますと頭を下げ


私は段ボールを持つと玄関へと歩いていった。


植木さんが大丈夫ですか?と荷物をとろうとするから


「軽いから大丈夫です。お気持ちだけいただきま~す」慌てて御断りした。


私が横を通り過ぎると


「若、ステキですね」


そう言って笑うから私は歩きながら身体が震えた。