【完】甘い香りに誘われて*極道若頭×大人の♀



「私の家…家具とかどうしたらいい?」


「どこかに預けるか?」


「狭いから最小限度のものしか置いてないの。預ける方が高いと思うから処分お願いしていい?テレビは持って来て欲しいかも。洗濯機も…」


「わかった。それも任せろ」


「ありがとう。」


「銀行とかに行きたいときはどうするの?カード渡すの?」


「結衣…お前はほんとにバカか」


「だって、自由に出来ないからどうしたらいいかわからないのよ」


「まぁ…そうだな。金必要なのか?いくらだ?」お財布を出そうとするから、


「いや、今はいらない。外に出ないし使うこともないからいらないんだけど」


「少ししたら誰かと一緒なら買い物ぐらいでれるようになるから大丈夫だよ。それに隼が結衣には出させないだろうよ」


「それは違うでしょ。生活費さえ受け取ってもらえないのにそんな事されたら居ずらくなるよ」


「そうか」


「仕事には戻れない?」


「戻りたいか?」


「うん…」


「だよなぁ。それもみんなで考えるから少し時間くれ」


「わかった」


「司と話すと話が早いよ。隼は途中で会話の電池が切れるからいっつも私1人で話してて、あぁとかあ?とかその音でいいか悪いか判断しなきゃいけなくてさ。それで黙ると怒るしさ」



「あははは。でも結衣といると良く話す方だよ」


「電池切れ早いけど聞いた事には一応答えてくれるからね。すっごい笑ってて嬉しくなる」


「まぁ、隼なりに話相手になろうとしてるんだろうな」


「うん。無口な隼だからね。気を使ってくれてるんだよね。優しいよね」


「あぁ。でも楽しいんだと思うよ」司が笑ってた。