みんなでいつもの部屋へ行き
どこに座っていいのか悩んでいると
佐和子さんがここって指をさすから私は佐和子さんの隣に座った。
「痛かったよね。苦しかったよね。ごめんね」
佐和子さんは私の首を見るとまた涙ぐむ。
「こっちが治る前にまた増えて喧嘩して歩いてるみたいですよね」
「ほんと監禁しなきゃダメかしらね」
なんて恐ろしい発言に
「だ…大丈夫です」って慌てた。
「結衣、まぢで寿命が縮んだんだぞ」
司のその声がいつになく怒っていて
「ごめんなさい。もっともっと気をつけます」シュンとしながら謝った。
「いや、守ってやれなくてごめんな。それが悔しいよ」
「ううん。こうやって元気に生きてるんだから大丈夫。頼りにしてるからね」
司に微笑むと
「あぁ。二度と危険な目になんか合わせねぇから安心しろ」
「それがさっき危険だったんだよね。由香里さん」
私がそう言うと由香里さんは大声で笑いだした。
「そうなのよ。危険も危険。響も隼も止められないのよ。でも結衣ちゃんは見事に止めたわよ。自分の身を自分で守ったわよね」
「兄さんも隼も止められないって…」
「ロッキーたちよ。あははは。結衣ちゃんに甘えて飛びついて舐めまわして完全に襲われてたわよね」
隼も吹き出し「俺、敵対視されて、三浦なんか眼中にも入らない。結衣に盲目ですげーんだよ。親父の制止もお袋の制止も見事にスルーだぜ」
「ボスも?」
「そうよ。ボスなんかもう馬乗りよ。あははは。あの子たちは死にものぐるいで結衣ちゃんを守るわよ。もう嫉妬するぐらい私を無視なのよ。それに結衣ちゃんサンダルまで飛んで…あははは」
由香里さんはいつまでも笑った。
