「結衣!」隼の慌てた声が聞こえた。
「だ…あははは大丈夫。あはははは」
「若、すいやせん。結衣さんに甘えて離れなくて」
「ボス!」「ロッキー!」「レオ!」隼も声をかけるけど
誰も聞いちゃいない。それがまた可笑しくて
「あはははは」と笑い続けていたら隼も三浦さんも笑い出した。
「ボス、ちょ…ちょっと待って。レオもロッキーもタイムタイム。あはははは」
そういうとやっと離れてくれて、タイムがとけるのを待っているかのようで起き上がってお尻を払った。
サンダルも飛んでいたから三浦さんがすぐに揃えて置いてくれた。
「さすがに重くて3頭一緒は耐えきれなかった」
「熱烈歓迎だな」
隼は本当に楽しそう。
「すごい舌がザラザラしてるから痛いようなくすぐったいようなおまけにほら、べたべた」
「あははは。匂いに敏感だから結衣の匂いがスキなんだろ」
「ブンブンか」私が笑うと隼も横を向いて笑った。
「一頭ずつしか無理だから、二頭は抑えてて」
そうお願いするとボスの前に座り
「おいで」って声をかけた。
すぐに立ちあがり、私の顔や首にまとわりついてきた。
一頭でも、力があるからまたひっくり返った。やっぱりサンダルも脱げた。
