だから私はドアを開けて三浦さんを待ち構えた。
すぐに「お待たせしやした。さぁ行きやしょう」
三浦さんが来てくれた。
今度は最初から笑顔で来てくれた。
「三浦さん、すぐに呼んでごめんなさい」
「結衣さんお気になさらずに」
歩きながら、犬は怖くないかと聞かれ
どんな犬かと聞いたらドーベルマンと教えられ
少し、ビクッとした。
可愛いという感じの犬ではない。
しかも3頭いるという…。
賢いから大丈夫ですという言葉を信じて私は三浦さんについていった。
三浦さんは、私に合わせて歩いてくれた。
歩きながら、道順を覚えようと思っていたけど途中からわからなくなった。
何せ、襖がたくさん並んでいて、曲がるとまた襖や障子で方向すらわからなくなる。
「三浦さんって凄いですね。全然悩まずに行けるんですもの」
「あっしは毎日の事ですから」
「私は、隼にコーヒーの1つも入れてあげられない。行きたいとこにも行かれないですからね。尊敬しまくりです。師匠ですよ師匠」
「プッ…結衣さん」
三浦さんは少しの間、何度か思い出し笑いをしていた。
