「三浦さん呼ぶときってさ、電話のどのボタン?」
真面目に聞いたのに身体を震わせて笑いだした。
「隼の部屋から呼んでいい?」って聞くともっと笑って
「結衣の部屋にもつけてやる」って笑ったあと
電話の前に行き、内線ボタンの表示を教えてくれた。
必要な用事にあった部屋のボタン押せばいいなんて言うけれど
コーヒーはやっぱり食堂にかけるしか思いつかなく、それは悪いなと思うと
「結衣の部屋のは、コーヒー、買い物、案内、って要件入れてやる」
「案内って何よ」
「部屋のガイドだ」
「あははは バカにしてるわね」
そうは言ったけど確かに助かる。
どこにかけてもやってくれると言うけどそれじゃ悪い。
そんな事を思ってたら
「あと何がいるんだ?」って聞いてきた。
それはきっとボタンにつける名前のことで
隼のこういう優しさがスキなんだと思った。
