【完】甘い香りに誘われて*極道若頭×大人の♀



「あのさ…飲みたくなるたびにそうやって頼むの?」


「そうだな」


「持ってくる人大変じゃん。食堂まで近くはないよ?」


「食堂まで行かなくてもあるんだよ」


「じゃあそこ教えてよ」


「めんどくせぇ」


教えてくれる気はまったくないらしい。


教えてくれたらいつも入れてあげられるのに。


私の顔が不満そうなのがわかったのか、


「冷たいもんならそこにある。好きなの飲めよ」


冷蔵庫を指さして教えてくれた。確かに冷たいものが飲みたくなったらまたどうしたらいいか悩むところだった。



食堂に行けばいいと思うがそれが困難だから悩むわけだ。


「隼がいない時でも入っていい?」


「フッ…結衣が入っちゃダメな時はねーよ」


その言葉は何だか嬉しかった。


「ありがとう」