「隼や司が迷惑かけて悪かったな」
「とんでもないです。いつも2人には優しくしていただいて、不注意で迷惑をかけてしまうのは、私なんです」
「そんなことはないよ。2人がいるから結衣ちゃんが怖い思いをした」
「助けていただいて、今こうして生きているからもう大丈夫です。それに隼さんも司さんも絶対に守ってくれるって」
「そんなこと言ったんだ」
「はい」
「じゃあしっかり守れと使ってやれよ」
「はい。あははは」
響さんと由香里さんといろんな話をした。
響さんもやっぱり優しくて世間が言う怖い世界の人とは思えない。
昨日の人がヤクザなのかそうでないのか私にはわからないし、もう知りたくもない。だけど、危ないことや怖い人はどの世界でもいるような気がした。
それと、響さんが笑った顔がどこか佐和子さんにも似ていると思った。
響さんが可憐に咲く花のようには見えないので、笑い方が似ているのかもしれない。
口元なんだろうか…。
「響さんの笑顔は佐和子さんに似ていらっしゃいますね」
「あぁ…佐和子まで世話になってるんだよな」
まったくもって滅相もないことをいい
お世話になっているのは私の方でいつも感謝している気持ちを響さんに伝えた。
それなのに「2人に可愛がられるなんて大したもんだ」
響さんは大笑いをはじめた。
