荷物を車に乗せ、店に戻り裏口で片づけをしていると
なんだか見られているような気がして辺りを見回した。
それでも誰もいなくて可笑しくなった。
怖い世界と知ってわからないなりに過敏になっている自分に笑った。
マスクの位置を確かめて店の中へ入り司のメールを笑っていて開いていないことを思い出しスマホを取り出し開封した。
大丈夫そうか?
心配して送ってくれたようだ。
隼からも同じように
大丈夫か?って書いてあった。
だからどちらにも
無事終了。今日も楽しかった。
親子だっていうことも
やくざさんってことも知ったって話したよ。
怖くない?ってやっぱり聞かれたけど
何も変わらないよ。
まったく変わらないの。
そう返信して表にあまり出ないようにして怪我が良くなるまで
裏方作業をすることにした。
