【完】甘い香りに誘われて*極道若頭×大人の♀



片付けをしている間に佐和子さんがコーヒーを入れてくれて


「今日は、フォンダンショコラよ」


温められたフォンダンショコラがテーブルに並べられた。


「うわー美味しそう」


ソファーに座るとその美味しそうなフォンダンショコラに目が釘付け。


「…マスクとっていいですか?食べられない」


「罰ゲームみたいよね」


「食欲落ちないで下さいね。ほんと大丈夫ですから。顔見ないで食べてくださいね」


「見ない。見ない」


クスクスと笑われる横で私はマスクを外した。


フォークをいれるとチョコがトロリと溶け出してきて


「うわぁ~そそられる~」と笑顔になった。


でもショコラを口に入れようと顔をあげると


ゆがんだ顔をした2人の顔…


「だから見ないでくださいよ」


困った顔になってしまう。


「やっぱりテーブル捨てなさいね」なんて佐和子さんまで言うから


「怪我するたびに家具がなくなっちゃいますね」って大笑い。


「家の中、何も置くのやめたらいいのよ」


由香里さんのその言葉に


「転ばぬ先の杖みたいなもの?いや杖も危ない?」って大笑い。