「結衣、ほんと悪かった」
「ねぇ…若頭が悪かったとかやめてよ」
「結衣まで若頭とかやめてくれ」
「じゃあはーたん?はーぼう?」笑いながら言うと
電話の向こうでフッと笑う声が聞こえた。
「電話で話すのはじめてだね」
「連絡先知らなかったしな」
「隼の声…バリトンだからかな、何でだかすごく落ち着くね。最高のお見舞いだわ」
「昨日、結衣を膝にのせたまま車に乗ってただろ?」
「うん。」
「泣いてる結衣には悪いけど、甘い匂いを堪能した」
そんな事を言って笑っている。
「隼は蝶かミツバチの生まれ変わりなのかもよ。これからブンブンって呼ぶ?」
「却下」
「あははは もう大丈夫だよ。心配しないでね。連絡ありがとう」
「あぁ。何かあったらいつでも連絡しろ。困った事があったら何でもだ」
「うん。ありがとう」
電話を切ってから、電話じゃ会話が続かないんじゃないかと思ってけれど
以外にも普通に会話が出来て感動した。
