彼をスキでいることが幸せで


彼だけが自分の世界にいて


手を繋ぐことも、キスをすることも、彼の胸で眠ることも


他に何も比べようがないぐらい幸せで24時間彼の事を考えてる


そんな17歳の女の子だった。


数日後、気がのらないまま友達に呼び出され


待合せ場所で立っていた私の目にうつったのは


わたしではなく、もっと大人の女の人が彼と手を繋いでいる姿で


その時、やっとそれが事実だとわかり涙が零れた。


17歳の私に彼が残した傷跡は、23歳になった今でも時々疼く。