きせきの恋を信じますか

ややこしい人っていうのは
雪ファンのことだった

あの〜…めちゃ怖いんですけど…!!

「…はい」
「さっきから雪斗君に近づきすぎじゃない?うちらからしたら目ざわりなんだこど」

そうでしょうね…わかってますよ…
でもここで本当のことは言っちゃだめだよね!!

「…すいません。」
「誰もあなたが雪斗君の彼女だと思ってないだから、自惚れるのも大概にしたら?」
「雪斗君も嫌がってるみたいだし」

いや、嫌がられてるのはあなた達ですよ

「あなたそのうち痛い目みるわよ」
「…………あ、はい…………」

もう休ませてよ…

「どうかしたの?」

私達の間に雪が入ってきた
ナ、ナイスッ!雪〜!!

「ゆ、雪斗君っ!」
「な、なんでもないよっ!!」

雪が来たからみんなビックリしている
そりゃそうか

「私達戻らなきゃ」

そう言って彼女達は私の横を通って
お店へ戻ろうとした

「さっき言ったこと忘れないことね」

横を通る際に小声で言われた

あー、忘れないでおきますよ…