きせきの恋を信じますか

遅かった…
服は火に燃え移って
取り返しのつかない姿になっていた

「服が…」

「…服がどうかしたの?」

雪は多分何も知らない
誰かにやらされたんだと思う
それも多分女子に
ここで本当のことを言ったら
絶対雪は自分自身を責めると思う
そんなのは絶対に嫌だ

「笑?」
「なんでもないよっ!
明日働くんだから、早く帰りなよ!
雪が働かないと儲からないんだし!」
「うん
じゃあ帰ろうかな?笑は?」
「私まだやることあるし!」
「手伝おうか?」
「いいよいいよ!! すぐ終わるし♪」
「そう?じゃあまた明日」
「じゃあね♪」

う、うまくごまかせたかな…
それより急いで服つくらないと
絶対に間に合わないよ〜!!