きせきの恋を信じますか

雪斗side

「服ができたみたいなので
接客の人は移動してください」

え、聞いてないんだけど
笑に聞こうと思ったら
もう更衣室に移動してたし

「はぁ…」

ため息をつきながら移動していたら
更衣室の前に女子達が集まっていた

マジ勘弁…

「あ、雪斗くーん♡♡♡♡」
「これ服♡着替えたらまた呼んでね♡」
「あ、うん」

僕は逃げるように更衣室に入った
帰りたい…
しかもこんな服着たくないし…
まぁこれもさっきの人達が考えた
に違いないけどね

「よいしょ…」

足がスースーして気持ち悪かった
でも笑もがんばってるから
僕もがんばらないといけないな!

「着替えました…」
「キャーーーーーーー////」
「かわいいーーーーーー♡♡♡♡」

鼓膜破れそう…

「今からメイクするからここ座って♡」

メイク…いいよ、そんなの…