分からない・・・。
あ!
これをネタに隣の子に話掛けようかな。
でも、そんな勇気ないよ。
どおしようか迷い迷って、結局勇気を振り絞り声を掛けてみた。
「ねぇ、この字、何て読むのかな?」
隣の子の名前は石原くん。
「どれぇ?あ。ほんどだ読めないやぁ。ひぃ読める?」
ひぃと呼ばれたのは石原君の前の席の浅井弘之。
私よりも背が低い。
「何がぁ?」
「この先生の下の名前。」
「あぁ。さっきよしなりって言ってたじゃん。」
「そーだっけかぁ。俺等覚えてなかった。」
「ダメじゃん。」
そんな会話をしているうちに、先生の話も終わり帰ることに。
「丸ちゃぁ~ん。」
と、私は声を掛ける。
「お!可奈じゃん!今年1年よろしく。」
「よろしく~。丸ちゃんいてよかったわぁ。」
「ウチもだし。」
「だね。」
丸ちゃんと私が話している横をスッと、牧野早苗が通ったことに気づいた。
早苗ちゃんは、去年も同じクラスだった子だ。
「あ!早苗ちゃん。よろしくねぇ~。また明日ね。」
私と早苗ちゃんはクラスが同じだったにも関わらず、全然話したことがなかった。
そのせいか、いきなり声を掛けられとても驚いた様子。
「え!?あ!うん。よろしくね。」
そう言うと手を振りながら帰ってしまった。
「早苗ちゃん通ったのすぐ気づいたわぁ~。
あの子、本当に美人だね。」
「そおだね。そろそろ親も、外で待ってるんじゃない?
ウチ等も外に出よう。」
「うん。」
そうして私達は外に出た。
靴箱に上靴を置き、真っ白い新品の靴をとって靴を履こうとすると、いつの間にか浅川が隣にいた。
「それじゃぁまた明日。バイバイ。」
同じクラスの子だろうか、誰かに手を振ると靴を履きながらこっちを見た。
目があったが、お互いすぐそらす。
彼とも去年同じクラスだったがクラスが離れたことでもうあいさつさえも交わさない。
たった一日でこんなんになっちゃうんだ。
私にとって彼は特別だ。
小学校3年の頃、同じクラスになって一目ぼれし、今までズーット好きなのだから。
あ!
これをネタに隣の子に話掛けようかな。
でも、そんな勇気ないよ。
どおしようか迷い迷って、結局勇気を振り絞り声を掛けてみた。
「ねぇ、この字、何て読むのかな?」
隣の子の名前は石原くん。
「どれぇ?あ。ほんどだ読めないやぁ。ひぃ読める?」
ひぃと呼ばれたのは石原君の前の席の浅井弘之。
私よりも背が低い。
「何がぁ?」
「この先生の下の名前。」
「あぁ。さっきよしなりって言ってたじゃん。」
「そーだっけかぁ。俺等覚えてなかった。」
「ダメじゃん。」
そんな会話をしているうちに、先生の話も終わり帰ることに。
「丸ちゃぁ~ん。」
と、私は声を掛ける。
「お!可奈じゃん!今年1年よろしく。」
「よろしく~。丸ちゃんいてよかったわぁ。」
「ウチもだし。」
「だね。」
丸ちゃんと私が話している横をスッと、牧野早苗が通ったことに気づいた。
早苗ちゃんは、去年も同じクラスだった子だ。
「あ!早苗ちゃん。よろしくねぇ~。また明日ね。」
私と早苗ちゃんはクラスが同じだったにも関わらず、全然話したことがなかった。
そのせいか、いきなり声を掛けられとても驚いた様子。
「え!?あ!うん。よろしくね。」
そう言うと手を振りながら帰ってしまった。
「早苗ちゃん通ったのすぐ気づいたわぁ~。
あの子、本当に美人だね。」
「そおだね。そろそろ親も、外で待ってるんじゃない?
ウチ等も外に出よう。」
「うん。」
そうして私達は外に出た。
靴箱に上靴を置き、真っ白い新品の靴をとって靴を履こうとすると、いつの間にか浅川が隣にいた。
「それじゃぁまた明日。バイバイ。」
同じクラスの子だろうか、誰かに手を振ると靴を履きながらこっちを見た。
目があったが、お互いすぐそらす。
彼とも去年同じクラスだったがクラスが離れたことでもうあいさつさえも交わさない。
たった一日でこんなんになっちゃうんだ。
私にとって彼は特別だ。
小学校3年の頃、同じクラスになって一目ぼれし、今までズーット好きなのだから。

