出会いの本〜出会えてよかった〜

そこから私たちは電車にのって揺られる事10分。


隣町に降り立った私達はあるいてデパートを目指す。


「美冬って視力どれくらい?」


「んー……」(((実はダテメなんて言えない!


「どれくらいだったかなぁ?当ててみて♪」

と、電車内から続いている他愛もない話に相づちをうつ







そしてようやく、お目当てのデパートに到着

ここまでの道のりで同じようなデパートを見つけたけど、それじゃダメみたい




早速中に入って数々の店を歩き回る。


主に服屋さん


次々と服を買っている崎森さん


私はというと……


何も買ってない……

でも、服を楽しそうに見ている崎森さんを見ているのもそれなりに楽しい




「ごめーん!いっぱい買っちゃって……」


「大丈夫だよー、次はどこ行こうか?」


そう問うと、言いにくそうに

「実はもう回りきっちゃったんだよねえ……」


「そっか……満足できた?」


「うん!」


満面の笑みで答えた崎森さん

でも、その笑みを曇らし


「美冬なんにも、買ってないじゃん……」


と、崎森さんは自分の両手に持っているものと私の持っているものを照らし合わせる



崎森さんは両手に買ったものの袋がぶら下がっている


私はというと、鞄のみ



「いっ、いやいや!大丈夫だよ!楽しいし!」


「そんなんじゃダメだよ!美冬なんか欲しいものない?」


と、すごく切なそうに聞いてきた



待て、そんな顔をされたら何か言うしか無くなるじゃないかっ!


私は渋々


「あ、新しい服が欲しい……かも……」


と言うと、切なそうは顔が一変


*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*パァァァァ


と笑顔になる崎森さん




その顔を見て私もちょっと嬉しくなったことは内緒。