出会いの本〜出会えてよかった〜





「美冬〜!今日どしたの?遅刻なんて」


昼休み、一人でご飯を食べようと中庭に向かう途中、崎森さんに呼び止められ、今日は教室で一緒に食べようと言われたため


教室の片隅でお弁当を食べている所存である。



「うーん……、夢見てて…さ…。とか、妹が起こしてくれなかったのもある」


「んんん?ひもーとふぁんふぃるふぉ?」

これを訳すと「妹さんいるの?」となる。

崎森さんがパンを詰め込みながら喋った結果が上記の通り


「うん。いるよー。私とは全然違う可愛い子」


「妹ちゃんはお姉ちゃんに似たね」


「ん?なんか言った?」


「なーんでーもなーい!それより、妹ちゃん何歳?」


「年子。だから高校一年生。この学校にいるよ」


「えええええー!そーなの!」


「うん。1年生の風早は私の妹。私とぜんっぜん違うから」


「なぁーに言ってんの!美冬も可愛い!」


「お世辞をどうもありがとーぅ」


「お世辞じゃない!」


ふふふっ


と笑い合う。

なんだろうな

こんな他愛もない話なのに楽しいって思ってる私


いつ以来かな?

家族以外の人と喋っててこんなに


楽しいって思ったのは


久しぶりだ。