「夕闇の山に入るのは危険だよ。さぁ、おうちに帰ろ」
「やだー!まだここで遊びたい!」
ポンポン
「むぅ……。おとーさんにポンポンされると、もうダメだぁ……おーち帰りゅ!」
「うん」
「夕闇の町から飛んできて、真っ赤なお空は黒くなる。真っ赤なお空は黒くなり、黄色い光に照らされる。ほら?明かりが耐えることなんて、ないんだよ」
「……?」
「でも、唯一光がなくなる日、朔の日。その日に一番影たちは活発に活動するんだよ」
「……??」
「わかんないよね。でも、きっと思い出す日……いや、思い出さなきゃいけない日が、来るから」
「うん!!」
「……わかってくれてありがとう。じゃあ、行ってくるよ」
ポンポン
「……?
帰ってくるよね?」
「そうだね」
「よかったぁっ!」
「あ、そうだ」
「……?」
「○○○○○○○○○○○○よ」
「なにそれ?」
「いつかわかるよ、でも預かっておいてね」
「うん!いってらっしゃい!」
ポンポン
ねぇ、
ほんとにいいの?
送り出しても。
聞かなくちゃいけないことはない?
「待って!!」
声をあげた時にはもう遅くて
目を開けると白い天井
どうやら、さっき見たものは夢
(なんか、この描写前にも見た気が……by.作画)
でも、あれはひどく懐かしい描写だった
そう、あれは幼い頃の私と……
お父さん
今まで一度も見たことのない夢
でも、それは忘れていた昔の記憶
これは、水守山の件と絶対に結びついている
忘れないうちに、夢を整理しておこう
………………ん?
夢の中でお父さんが言っていた言葉の中でひとつだけ聞き取れない言葉があった
おかしい……
聞き取れないはずはない
だって、ほかの言葉は鮮明に聞き取れたのだから
すごく重要なところな筈なのに……
ガチャ
「美冬。朝。ご飯。」
突然部屋に入ってきた美咲は3つの単語を静かに述べて出ていった
ふぅ……
考えるのはまたにしようかな
部屋から出るとき、廊下の奥で黒い影を見た気がした。

