【完】人形達の宴~通りゃんせ~



「結衣」


「…うん?」



「もし子供が出来たら…、多恵ちゃんそっくりの子供が生まれるような気がする」



「…急に何言ってるの?」


「いや、別に」




何で急に諒ちゃんがこんな事を言ったのか何となく分かり、諒ちゃんの腰に抱きついた。


きっと諒ちゃんは、私を元気付ける為に言ったんだろう。





「そうだね、私もそう思う。…何たって多恵ちゃんのお母さん、私とそっくりだったしね」


「だな」





クッと笑う諒ちゃんを、ジッと見つめた。