「これは……」 ジッと手の中にいる人形を食い入るように見ているおばさんの背後から、私達もその人形を覗き込む。 人形に触れてもいないのに、上から落ちる物なのだろうか…? そう疑問に思ったけど、すぐに考えを改めた。 きっとすぐ倒れてしまいそうな感じで置いてあったのだろう…、 そう自分自身に納得させてからもう一度、人形を見る。 やはりさっきも感じたようにその人形は、少し不気味な感じがして手に取りたいとは正直思えない。