【完】人形達の宴~通りゃんせ~









……




「………ッ」




霊体となっていた多くの魂達がポンッポンッ…、と二十センチ程の大きさの白くて丸いオーブへと変わっていった。




全ての魂達が白いオーブへと変わり、そしてフワフワと辺りに漂う。


その様子はまるで不思議な世界に迷い込んだかのような、そんな気持ちになって見惚れてしまった。





「綺麗」


「そうだな」




目を細めながら辺り一面に漂うオーブを見ている諒ちゃんの顔は、いつの間に夕焼空へと彩っていてた為か、緋色に染まっていた。




白いオーブも緋色に染まっている。


それがまるで頬を染めているように見えて可愛らしいな…、と思い口元が綻ぶ。