【完】人形達の宴~通りゃんせ~



『イヤ  ヌシガソウネガワズトモ ワタシガ カッテニ ヤッテイタカラ キニスルナ』


「ううん、それでも本当にありがとうございます。これも全て天神様のおかげです」



『タダ ヌシタチニツイテイル ”チ”ダガ ソレハ イクラワタシデモ ケシサルコトハデキナカッタ』




ケガが治ればそれでいいと思ったけど、これじゃぁ電車の中には入れないよね…。


思わず全身血だらけの自分の身体をジッと見て、ため息をついた。





「大丈夫です天神様。その事については気にしないで下さい」



突如、私と天神様の間に割って入ってきた瑞希に驚き目を見開く。





「気にしなくてもいいって…?」




まぁ、天神様は気にしなくてもいい事だけど、私達にとってはとても重大な事だと思うんだけどな?



私の考えを読み取ったのか、瑞希はニコリと微笑んでから言葉を続ける。