【完】人形達の宴~通りゃんせ~





カチャッ---





おばさんが瑞希の部屋の扉を開け、中へと入る。



それに続いて私と諒ちゃんも部屋に入りながら、辺りをキョロキョロと見回した。






どこにも…、


瑞希の姿がなかった---






あれは何の音だったのだろう?



疑問に思っていると突然、おばさんがしゃがみ込んだ。





おばさんの手元を見ると、何かを持っている。







それは…、



タンスの上に置かれていた筈の、赤い着物を着た市松人形だった---