「良かったね、多恵ちゃん」 『うんッ!』 『本当にありがとうございました』 そう言った多恵ちゃんのお母さんは、多恵ちゃんを抱きしめたまま私に笑顔を向ける。 そして天神様のもとへ、スーッと上がっていった。 「多恵ちゃん、本当に良かったね」 私の横で顔を涙でグショグショにさせながら多恵ちゃん達をジッと見ていた瑞希に、私はコクッと頷く。 「そうだね」 「で、あれは何なんだよ?」 腑に落ちない…、と言うような顔をした木崎さんと目が合った。