「これから多恵ちゃんは、お母さんと一緒に逝くの?」
『うん、そうだよ。それでね、母ちゃんとあの世へ逝ったらまず最初に一緒にしようって約束した事があるんだ』
「へー、何するの?」
嬉しそうにフフフッ…、
と笑う多恵ちゃんにそう聞くと更に嬉しそうに笑った多恵ちゃんが、お母さんに抱きつきながらこう言った。
『栗ご飯を一緒に食べるのーッ!』
そうだった…。
多恵ちゃんが死んでしまったあの日、生きて帰る事が出来たらお母さんと一緒に栗ご飯を食べていたんだったよね。
それから何百年経ったのかは分からないけど、…何百年越しでその願いが叶うんだね。
目を潤ませながら嬉しそうにお母さんに抱きついている多恵ちゃんに、心から良かったと思った。



