【完】人形達の宴~通りゃんせ~



みんな…、


良かったね---





そう…、


目の前に広がる光景、それは…、



天神様の周りに、たくさんの子供達や大人の霊がいたのだ。




多く者達は泣きながら再開を喜び、子供を抱きしめる着物を着た大人達…。



他には数は少ないけど現代の洋服を着た老若男女がしゃがみこんで泣いたり、ボーゼンと佇んでいる人、ただボンヤリと周りを見渡している人達がいた。




多分この人達は人柱になった人達ではなく、人形達に呼ばれた人達だ。


ここで自分の殺したい人と共に、亡くなった人達なんだろう…。



そう思うと、喜びも半減するくらい複雑な気持ちになった。




相手のせいで自分が死んでしまった人もいるはずなのに、ののしり合っている姿が見られない。



ただ佇んでいるだけの人はもしかしたら、自分がどんな状態なのか分かっていないのかもね…。





そんな事を思っていると、私の横から小さな子供の声が聞こえてきた。