【完】人形達の宴~通りゃんせ~



「結衣」


「み、…瑞希?………瑞希ーーーーーッ!!!」




フラリと身体が思うように動かせないのか、ゆっくりと身体を起こしながら立ち上がる瑞希。


そしてそれを支えながら立ち上がった木崎さんが、そこにいた。





「あッ……、木崎さんの手…」


「あぁ、俺の両手ってたしかなくなったよな?」




何で付いてんだ?


って首を傾げながら瑞希の腰に手を添え、二人で私のもとへと歩いてきた。




瑞希の瞳もキチンと二つある事を確認し、それを見て嬉しくなった私の目から涙が止まらない。





「良かった…、本当に良かったよ」



瑞希も木崎さんもやっぱり血だらけだけど、ケガが全てなくなっている事に本当に安堵した。




だからなのか…、


身体から力の抜けた私はそのまま崩れ落ち、諒ちゃんの足元に座り込んでしまった。




諒ちゃんもそれに合わせて、私の肩に手を置きながらしゃがみ込む。